今回は、ウッウについて解説していきます。
ウッウは非常に面白い性能を持っており、自身が「なみのり」または「ダイビング」をした後に相手の攻撃を受けると、特性「うのミサイル」で反撃をします。
反撃する25%ダメージもですが、相手のBダウンや麻痺にする追加効果があり、非常に面白い性能をしています。
単体でも面白く使えますし、相手のポケモンをBダウンさせたり、麻痺にさせることで後続が戦いやすく場面を整えることも可能です。
「じしんかじょう」ギャラドスと非常に相性が良いのも面白い点です。
https://pokemottoo.com/gyaradosu-jisinnkajo/
先に具体的な調整だけ知りたい人は、目次のリンクから飛んでみてください。記事後半では、ウッウを逆に相手に使われた時の対策と弱点についても解説しています。
ウッウの基本情報
タイプ:ひこう/みず
種族値
HP (H):70 | 特攻(C):85 |
攻撃(A):85 | 特防(D):95 |
防御(B):55 | 素早(S):85 |
種族値は特筆する点が無いくらい、特徴がない数値です。際立って高い数値も無く、反対に低すぎる数値もなくどれも中途半端な種族値をしています。
しかしウッウの面白さは種族値では無く、独自の特性「うのミサイル」です。多くの場合、最低でも2回は「うのミサイル」を発動することが可能です。
また努力値を極振りすることで最低限の数値を確保することは可能です。
■うのミサイル
自分が技『なみのり』か『ダイビング』を使った時、HPが最大HPの半分以上の時は『うのみのすがた』に、半分以下の時は『まるのみのすがた』にフォルムチェンジする。その後相手から技のダメージを受けた時に、相手にも最大HPの1/4のダメージを与え、さらに『うのみのすがた』では『ぼうぎょ』ランクを1段階下げ、『まるのみのすがた』では『まひ』状態にする。
ウッウの今回の調整、技構成
特性:うのミサイル
性格:おくびょう(素早さ↑攻撃↓)
持ち物:きあいのタスキ
技構成
・なみのり
・エアスラッシュ
・れいとうビーム
・こらえる
※はねやすめ、も技候補です。個体値については補足説明が書いてない限り、個体値最高として扱います。
努力値振り
B(4)/C(252)/S(252)
実数値(ステータス)
HP (H):145 | 特攻(C):137 |
攻撃(A):XX | 特防(D):115 |
防御(B):76 | 素早(S):150 |
調整意図(ポケモン育成論)
(S↑)CS型
- C=元々の特攻種族値が低いため、Cに252振り。
- S=「エアスラッシュ」のひるみや、「なみのり」を先に使用することで「うのミサイル」を先に装填したいため最速。
可能な限り多くの相手に対して、ウッウが先に、「エアスラッシュ」「なみのり」を使用するためにウッウを最速にしました。
Cに振らないで、Hに252振って「うのミサイル」の発動回数を増や「そうとする」ことも考えられます。
しかし、ウッウはそもそもの耐久力が高いとは言えないため、Hに252振っても「うのミサイル」の発動回数が変わらない可能性が高いです。
それであれば、Cに振ることで相手にダメージを多く与える方が良いと考えました。
また持ち物で「きあいのタスキ」、技で「こらえる」を採用することで「うのミサイル」を2回は発動できる様になっています。
- ①ターン目
- 相手から先に「10マンボルト」を受ける
- ウッウが「きあいのタスキ」でHP1耐える
- ウッウが「なみのり」で相手に攻撃しつつ、「うのミサイル」で相手を麻痺にさせるピカチュウを装填する。
- ②ターン目
- 相手が攻撃技を選択、ウッウは「こらえる」を選択
- ウッウはHP1耐えつつ、「うのミサイル」で反撃する。(HPが半分以下の時に装填したピカチュウは相手を麻痺にさせる効果がある)
- ③ターン目
- 相手が麻痺になっているため、多くの場合、ウッウが先に動ける。ウッウが先に「なみのり」で攻撃。再度「うのミサイル」でピカチュウを装填。
- 相手が攻撃してくれば再度「うのミサイル」が発動(ウッウは気絶)。相手が麻痺れば次ターンで「エアスラッシュ」で麻痺ひるみを狙えるのでなお良し。
これは相手が先に動き、ウッウが一撃で倒されるダメージを負うという最悪の場合を想定しています。最悪の場合で想定しても「うのミサイル」が2回発動し、相手はウッウを突破しても麻痺且つHPも残り僅かのポケモンを場に残すことになります。
ギャラドスと組み合わせると最高!
こちらの裏に「じしんかじょう」ギャラドスを控えさせておいて、起点にしてしまいましょう!
相手は麻痺になっていて、HPも極わずかのポケモンです。(うのミサイル2回受けたことでHP50%は減っている+なみのり1回受けている)ギャラドスの「じしんかじょう」の起点にしてしまいましょう。
https://pokemottoo.com/gyaradosu-jisinnkajo/
「うのミサイル」の良さ
特性によって相手にダメージを与えつつ、Bダウンや麻痺にするなどの追加効果があるので、ウッウ単体で戦うこともできますし、後続のために場を整えることも可能です。
相手はウッウを突破することはできても、深傷を負った且つ麻痺のポケモンを残すことになるのが「うのミサイル」そしてウッウの良さです。
ウッウだけの固有特性で非常に面白い特性になっています。「うのミサイル」でピカチュウを発射(HP半分以下時まるのみの姿)して相手を麻痺にすることができれば、エアスラッシュと絡ませて麻痺怯みで突破をすることもできます。
仮にウッウが突破されても、相手に場に残っているポケモンはHPも低く、麻痺になっているポケモンなので恐ることはありません。
上記で説明した様にギャラドスで起点にさせてもらっても良いですし、他の積みポケモンの起点にしても良いです。
今回のウッウの立ち回り・役割
ウッウはどのポケモンを相手にしても安定して仕事ができるので、初手に出しましょう。(倒せるとは言っていない(笑)麻痺させることや相手を弱らせるという意味で最低限の仕事ができます。)
またウッウが安定して「うのミサイル」を2回以上発動させるためには、「きあいのタスキ」が必要不可欠です。だからステルスロックの影響を受けない初手で出す様にしてください。(※相手のパーティにステルスロック持ちがいなさそうであれば、いつ出しても良い)
「きあいのタスキ」さえ潰れていなければ「うのミサイル」を2回以上発動させることも可能です。
ウッウで相手を麻痺らせつつ、エアスラッシュなどで倒せたら良いですし、仮にウッウが倒されても、後続のポケモンが楽に倒せる様にダメージを大きく負っています。麻痺にもなってますしね。
なお、ウッウで相手を倒せる場合でも「うのミサイル」は装填したまま倒す様にしてください。「うのミサイル」が無い状態で相手の2体目と対面してもおそらくウッウは何も出来ずに突破されます。
そうなってしまうと、ただポケモンを「1対1で交換しただけ」になってしまうので、相手を倒す場合は「うのミサイル」を残したままで倒しましょう。
「うのミサイル」が無い状態で相手のポケモンを突破するくらいなら、そのままウッウが倒されて、相手のポケモンを後続の「じしんかじょう」ギャラドスなどの起点にする方が美味しいです。
与ダメージ計算
【なみのり】
■リザードン:耐久無振り
(87.5%~103.2%)乱数1発
■ドリュウズ:耐久無振り
(88.6%~104.8%)乱数1発
■カバルドン :H252
(70.6%~83.7%)確定2発
■アーマーガア:H252
(32.6%~38.5%)乱数3発
■エースバーン:耐久無振り
(96.7%~113.5%)乱数1発
【エアスラッシュ】
■ゴリランダー:H252
(63.7%~75.3%)確定2発
■トリトドン:H252
(26.6%~31.6%)確定4発
■ギャラドス:耐久無振り
(28.8%~34.1%)乱数3発
■サザンドラ:耐久無振り
(32.3%~38.3%)乱数3発
■ローブシン:H252
(65%~77.3%)確定2発
被ダメージ計算
■サザンドラ:C252
あくのはどう(48.2%~57.9%)乱数2発
■ゴリランダー:(A↑)A252
ドラムアタック(79.3%~93.7%)確定2発
■ドラパルト:A252
ドラゴンアロー(88.2%~104.8%)乱数1発
■パルシェン:(A↑)A252
ロックブラスト(144.8%~172.4%)確定1発
■ミミッキュ:A252
じゃれつく(72.4%~85.5%)確定2発
■アーマーガア:A252
ブレイブバード(66.2%~78.6%)確定2発
■カバルドン:無振り
がんせきふうじ(53.7%~64.8%)確定2発
■ギルガルド(ブレード):(C↑)C252
シャドーボール(57.9%~68.2%)確定2発
ウッウを相手に使用された際の対策(弱点解説)
ダメージ計算の該当欄に を引いているので参考にしてみてください。
相手にウッウを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- 天候ダメージで相手の「きあいのタスキ」を貫通させる
- 連続技で「きあいのタスキ」を貫通させる
- 先にステルスロックを撒いておく
ウッウは「きあいのタスキ」に強く依存しているため、連続技や天候ダメージで貫通させることが非常に有効です。
初手でドラパルトと対面したら、ウッウはなにもさせてもらえなく、無傷で突破される可能性があります。(※素早さがウッウより早く、連続技のドラゴンアローで乱数1発のため)
パルシェンやバンギラスはウッウよりは遅いので、1回はウッウが先に行動することができますが、1回先に攻撃し、相手の攻撃に対して「うのミサイル」を1回発動するだけで、最低限の仕事しかさせてもらえません。
「きあいのタスキ」型のウッウは、天候ダメージや連続技持ちのポケモンに対して弱いのです。
ウッウを相手に使用され、控えにギャラドスなどがいた場合、ウッウに対して何も考えずにポケモンを選出すると、ウッウにHPを削られたり、麻痺にされた後、ギャラドスに全抜きされてしまう可能性がありますのでご注意を。
相手の控えに積みポケモンがいた場合、相手のウッウには最低限の仕事しかさせない様に、パルシェンやドラパルトを選出しましょう。
ウッウの考察・まとめ
育成論と、相手に使われた際の対策方法(弱点)をお話ししました。
ウッウ単体では相手を突破できるかは半々ですが、後続の積みポケモンと組み合わせることで真の力を発揮します。
相手が連続技を持っている時以外は、ウッウ側がかなり分の良い勝負ができます。どんなポケモンも「弱らせHPを削り、麻痺にさせる」ウッウを是非使用してみてください。
それではまた。
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