今回は、ウォッシュロトムについて解説していきます。
ウォッシュロトムに「こだわりスカーフ」を持たせることで、最速142族(ドラパルト)よりも早く動ける様に素早さを調整しました。
ウォッシュロトムは優秀な特性と、タイプを含めて、非常に強いポケモンであり、環境でも猛威を奮っています。また持ち物や、努力値調整によって型が様々あり、選出画面からでは型の判別がつきにくいこともメリットです。
記事後半では、ウォッシュロトムを逆に相手に使われた時の対策と弱点についても解説しています。
ウォッシュロトムの基本情報
タイプ:でんき/みず
種族値
HP (H):50 | 特攻(C):105 |
攻撃(A):65 | 特防(D):107 |
防御(B):107 | 素早(S):86 |
非常にバランスの良い種族値です。「BCD」がバランスよく、Sも最低限はあります。
努力値の振り方や持ち物次第でどんなポケモンの相手ものできる素晴らしい性能を持っています。
別の個体のウォッシュロトムを育成する時に、耐久に厚くしたい場合はHPに努力値を振ると良いです。
■ふゆう
『じめん』タイプの技を受けない。また、技『どくびし』『まきびし』『ねばねばネット』や特性『ありじごく』の効果を受けない。
ウォッシュロトムの今回の調整、技構成
特性:ふゆう
性格:おくびょう(S↑A↓)
持ち物:こだわりスカーフ
技構成
・ハイドロポンプ
・ボルトチェンジ
・あくのはどう
・トリック
※10マンボルト、シャドーボールなども技候補。また個体値については補足説明が書いてない限り、個体値最高として扱います。
努力値振り
H(60)/C(252)/S(196)
実数値(ステータス)
HP (H):133 | 特攻(C):157 |
攻撃(A):XX | 特防(D):127 |
防御(B):127 | 素早(S):144 |
調整意図(ポケモン育成論)
(S↑)HCS型にしました。
- H=Sに降らなかった余り
- C=性格補正が無い分、努力値は最大限振る
- S=こだわりスカーフ込みで最速ドラパルトより早い
(※Sはスカーフ込みで、最速スカーフ ホルードよりも早いです。最速ドラパルト抜きのホルードよりも早く動けるよう調整しました。)
ウォッシュロトムに「こだわりスカーフ」を持たせることで、最速142族(ドラパルト)、そして最速142族を抜ける「こだわりスカーフ」持ちの最速ホルードよりも早く動ける様に調整しました。
ドラパルトと対面した時に先に「あくのはどう」を打てるので、怯みも期待できます。
今回のウォッシュロトムの立ち回り・役割
初手に出てきやすいカバルドンの対策、そして高速ポケモンのドラパルトに対応するためのウォッシュロトムです。
こちらがウォッシュロトムを選出していた場合、相手は警戒してカバルドンを出してこないかもしれません。しかしカバルドンは出されないに越したことはないので、牽制できただけでもウォッシュロトムとしては十分仕事をしています。
相手がドラパルトを出してきた時は、ウォッシュロトムを出して、こちらから攻撃してしまいましょう。なお、ドラパルトの方が先に動いていた場合は、ドラパルトも「こだわりスカーフ」を持っていたことになります。
その場合でも情報アドバンテージを得ることができます。
また、ドラパルトの「こだわりスカーフ」まで考慮すると、受けて出すのではなく、死に出しでドラパルトと、ヒートロトムを対面させた方が良いです。ここは読みと思い切りの良さが必要な場面です。
また、対戦環境に多い「ギャラドス」もウォッシュロトムで勝てます。タイプ相性上、ウォッシュロトムにギャラドスが居座ってくることはまず無いと思いますがギャラドスのメインウエポンが「たきのぼり」「とびはねる」でどちらもウォッシュロトムに半減。
仮に相手が「パワーウィップ」を覚えていても、こちらのウォッシュロトムは「こだわりスカーフ」を持たせているので、ギャラドスに対して4倍弱点の電気技を打てて倒せます。
与ダメージ計算
例(■ピカチュウ(C↑)C252)の(↑)は性格補正を、252は努力値を表している。
【ハイドロポンプ】
■ヒートロトム:H252
(121.6%~145.6%)確定1発
■カバルドン :H252
(98.6%~117.2%)乱数1発
■バンギラス(砂状態):H252
(62.8%~75.4%)確定2発
■リザードン:耐久無振り
(121.5%~145%)確定1発
【ボルトチェンジ】
■アーマーガア:H252
(58.5%~70.2%)確定2発
■ギャラドス:耐久無振り
(122.3%~148.2%)確定1発
■トゲキッス:H252
(47.9%~57.2%)乱数2発
■ウォッシュロトム:耐久無振り
(40.8%~48%)確定3発
【あくのはどう】
■ドラパルト:耐久無振り
(62.5%~73.6%)確定2発
■ミミッキュ:耐久無振り
(30%~35.3%)乱数3発
■ギルガルド(シールド):H252
(44.4%~53.3%)乱数2発
■ゲンガー:耐久無振り
(75.5%~88.8%)確定2発
ダメージ計算
■カットロトム:無振り
リーフストーム(109.7%~130.8%)確定1発
■ラプラス:(C↑)C252
フリーズドライ(72.1%~85.7%)確定2発
■サザンドラ:C252
あくのはどう(48.1%~57.1%)乱数2発
■ドラパルト:A252
ドラゴンアロー(58.6%~69.1%)確定2発
■オノノクス:A252
じしん(88.7%~105.2%)乱数1発
■カットロトム:(C↑)C252
ボルトチェンジ(40.6%~48.1%)確定3発
■ミミッキュ:A252:A2積み
シャドークロー(66.1%~78.9%)確定2発
■ミミッキュ:A252
かげうち(18.7%~23.3%)確定5発
■ギャラドス:A252
パワーウィップ(94.7%~112.7%)乱数1発
ウォッシュロトムを相手に使用された際の対策(弱点解説)
相手にウォッシュロトムを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- サザンドラ、カットロトム(タイプ上有利で相手からの打点なし)
- オノノクス(特性「かたやぶり」で「じしん」貫通)
ウォッシュロトムは広い技範囲やタイプと特性含めて耐久力もある非常に強力なポケモンです。
しかし、ドラゴンタイプのポケモンには不利対面になります。サザンドラは特にそうで、ウォッシュロトムからサザンドラに対して有効打がありません。
オノノクスに対してはさらに不利であり、ウォッシュロトムからの有効打がないだけでなく、相手からの「じじん」が「かたやぶり」でウォッシュロトムの特性「ふゆう」を貫通しますので要注意です。
https://pokemottoo.com/ononokusu-rotomukir/
ダメージ計算の該当欄に を引いているので参考にしてみてください。
ヒートロトムはウォッシュロトムに弱く、
ウォッシュロトムはカットロトムに弱く、
カットロトムはヒートロトムに弱いので、
ロトムは数種類作っておいた方がパーティでロトム系統が重い時に対応できることが増えます。
ウォッシュロトムの考察・まとめ
育成論と、相手に使われた際の対策方法(弱点)をお話ししました。
ウォッシュロトムは非常に優秀な耐性とタイプで環境でたくさん見かけるポケモンです。耐久型や「こだわりメガネ型」、スピード型など型もたくさんああります。
プレイヤーの育て方次第で強さや役割がガラッと変わるウォッシュロトムを是非育成してみてください。
ウォッシュロトムはカバルドンやヒートロトムに対してとても強いことから、相手に対策されていることがあります。
対策されているかも、という想定をしつつ、対戦を組み立ててください。(※ちなみに僕はウォシュロトム対策でカットロトムを使用しています。)
今回紹介したHCS型のウォッシュロトムは、環境で警戒しなくてはいけないドラパルトに強く出れる型なのでオススメです。
それではまた!
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