今回は、特防を1.5倍にする「とつげきチョッキ」を持たせたHC型のトリトドンについて解説していきます。
トリトドンは草タイプだけが弱点という非常に優秀な耐性、広い攻撃範囲、意外に高い耐久から知る人ぞ知る名ポケモンとして使われています。
特に水技を無効にするのは非常に強く、多くの相手に対して有利をとることができます。
また、トリトドンは対戦環境で多いロトム系統に強いのも利点です。
トリトドンはみんながみんな使っているわけではないからこそ、刺さる相手には非常に刺さります。
「とつげきチョッキ」を持たせることでさらに耐久に自身のあるトリトドンの育成論を是非最後までご覧ください。
記事後半では、逆にトリトドンを相手に使われた時の対策と弱点についても解説しています。
トリトドンの基本情報(ポケモン育成論)
タイプ:みず/じめん
種族値
HP(H) | 111 |
---|---|
攻撃(A) | 83 |
防御(B) | 68 |
特攻(C) | 92 |
特防(D) | 82 |
素早(S) | 39 |
※記事内では攻撃(A)、素早(S)などの略語を使うことがあります。性格補正で攻撃が上がる場合(A↑)など。
■よびみず
『みず』タイプの技を受けるとダメージが無効化され、自分の『とくこう』ランクが1段階上がる。またダブルバトル・バトルロイヤルの時、自分以外の全てのポケモンの『みず』タイプの単体攻撃技の攻撃対象が自分になる。(攻撃対象が複数の技の場合はそのまま)
■ねんちゃく
持っている道具を相手に奪われない。/『てもち』の先頭にいると釣りが成功しやすくなる。
■すなのちから
天気が『すなあらし』の時、自分の『じめん』『いわ』『はがね』タイプの技の威力が1.3倍になる。また、『すなあらし』によるダメージを受けない。
トリトドンの今回の調整、技構成(ポケモン育成論)
特性:よびみず
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
持ち物:とつげきチョッキ
技構成
・だいちのちから
・ねっとう
・れいとうビーム
・げんしのちから
※だくりゅう、へどろばくだん、なども技候補になります。特に「げんしのちから」が変更の余地があるかと思います。仮想敵に応じてカスタマイズお願いします。
努力値
H(252)/B(4)/C(252)
実数値(ステータス)
HP(H) | 218 |
---|---|
攻撃(A) | XX |
防御(B) | 89 |
特功(C) | 158 |
特防(D) | 102 |
素早(S) | 59 |
調整意図(ポケモン育成論)
H252最大振り。C252最大振り。余り4をBに。
総合耐久と火力を上げるために、(C↑)HC型にしました。
トリトドンはHの種族値が高く、耐久型として使われることが多いです。その自信のある耐久をさらに高めるために特防が1.5倍になる「とつげきチョッキ」を採用しました。
とつげきチョッキHC型にすることで、環境に多いロトム系統、サザンドラ、特殊ドラパルト、草技のないリザードンなどの敵に対して強く出れるのも良い点です。
またトリトドンは技の範囲が広く、多くのポケモンを相手にできることから、対面性能を高めるためにも、Cにも努力値を最大限振っています。
Sが低いことから、トリックルームでの運用もできます。
与ダメージ計算
例(■ピカチュウ(C↑)C252)の(↑)は性格補正を、252は努力値を表している。
だいちのちから
■ドリュウズ:耐久無振り
(101.6%~121%)確定1発
■ドヒドイデ:H252
(64.9%~76.4%)確定2発
■ギルガルド(シールド):H252
(61%~73%)確定2発
■エースバーン:耐久無振り
(108.3%~129%)確定1発
■インテレオン:耐久無振り
(64.8%~77.2%)確定2発
ねっとう
■カビゴン:H252
(20.5%~24.7%)確定5発
■カバルドン :H252
(72.5%~86.5%)確定2発
■ミミッキュ:耐久無振り
(44.6%~53%)乱数2発
■アーマーガア:H252
(32.6%~39.5%)乱数3発
■リザードン:耐久無振り
(87.5%~105.8%)乱数1発
■ヒートロトム:耐久無振り
(91.2%~107.2%)乱数1発
れいとうビーム
■ドラパルト:耐久無振り
(68.7%~82.2%)確定2発
■サザンドラ:耐久無振り
(58.6%~69.4%)確定2発
■トゲキッス:H252
(41.6%~50%)乱数2発
■ギャラドス:耐久無振り
(26.4%~31.7%)確定4発
げんしのちから
■ギャラドス:耐久無振り
(35.2%~42.3%)確定3発
■リザードン:耐久無振り
(88.8%~107.1%)乱数1発
■パルシェン:耐久無振り
(89.6%~105.6%)乱数1発
■ヒートロトム:耐久無振り
(44.8%~55.4%)乱数2発
■ラプラス:H252
(27%~32%)確定4発
被ダメージ計算(とつげきチョッキ持ちで計算)
■サザンドラ:(C↑)C252
あくのはどう(26.6%~31.6%)確定4発
■ラプラス:(C↑)C252
フリーズドライ(73.3%~88%)確定2発
■ギャラドス:A252
パワーウィップ(165.1%~196.3%)確定1発
■パルシェン:(A↑)A252:A2段階上昇
つららばり(116.9%~139.9%)確定1発
■ドラパルト:(A↑)A252
ドラゴンアロー(55%~66%)確定2発
■ドラパルト:(C↑)C252
シャドーボール(23.3%~27.5%)乱数4発
■ギルガルド:(C↑)C252
シャドーボール(28.8%~34.4%)乱数3発
■ミミッキュ:(A↑)A252:いのちのたま
シャドークロー(41.2%~49%)確定3発
■アーマーガア:A252
ブレイブバード(48.6%~57.7%)乱数2発
■トゲキッス:C252
エアスラッシュ(22.4%~26.6%)乱数4発
トリトドンを相手に使用された際の対策(弱点解説)
相手にトリトドンを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- 草技をタイプ不一致でも採用する(ヌオー対策にもなる)
- 「ちょうはつ」「みがわり」を採用する。
トリトドンは弱点が草タイプのみであり、耐性が非常に優秀なのですが、ヌオーとタイプが完全に一致しています。
ヌオーは対戦環境で多く見かけるポケモンで、ある程度対策をしてないと突破することができません。
つまり、ヌオーの対策に相手が「くさ技」を採用していた場合、トリトドンにも自動的に刺さってしまいます。
タイプ不一致の草技でも、4倍弱点なので打たれると負けてしまいます。
また、リザードンに対してチョッキトリトドンはとても強く出れるのですが、ソーラービームを採用していた場合、負けます。
リザードンはソーラービームを採用していないケースもあるので、見極めが必要になります。リザードン対面ではソーラービームを考慮するのかしないのか、思い切った判断が必要です。
このことは、ギャラドスを相手にした時も同じことが言えます。対面では勝てる。けれど草技を採用されていたら負けるということです。
また、今回はトリトドンをアタッカー型として使用していますが、トリトドンは「あくび」「ねっとう」「じこさいせい」などの嫌がらせの様な技構成で採用することも多く、その場合は「ちょうはつ」「みがわり」を打つことで機能停止させることが可能です。
トリトドンの考察・まとめ
トリトドンの育成論と、相手に使われた際の対策方法もお話ししてきました。
どうでしょうか。普段トリトドンを使うことはあまりないかもしれませんが、予想以上に高い耐久力と、予想以上に高い技範囲、火力に驚かれたと思います。
「とつげきチョッキ」を持たせることで、草技、草タイプを除く特殊ポケモン相手に対して非常に強く出ることができます。
皆さんも是非、「とつげきチョッキ」トリトドンを使ってみてくださいね。
それではまた!
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