今回は、カットロトムについて解説していきます。
(C↑)HCS型で調整したカットロトムで、環境に多くいる相手を対策します。
カットロトムはタイプと特性によって、環境で多く見かけるポケモンに対して強く出ることができます。
ウォッシュロトムやカバルドン、バンギラスなどが使用率上位にいますが、これらに対してカットロトムは非常に強いです。
これらを相手にできる様にSには最低限努力値振り、残りはHPに努力値を厚く振っています。
先に具体的な調整だけ知りたい人は、目次のリンクから飛んでみてください。記事後半では、カットロトムを逆に相手に使われた時の対策と弱点についても解説しています。
カットロトムの基本情報
タイプ:でんき/くさ
種族値
HP (H):50 | 特攻(C):105 |
攻撃(A):60 | 特防(D):107 |
防御(B):107 | 素早(S):86 |
非常にバランスの良い種族値です。「BCD」がバランスよく、Sも低くはありません。充分あります。
努力値の振り方や持ち物次第でどんなポケモンの相手ものできる素晴らしい性能を持っています。
HPの種族値が低いですが、今回のカットロトムはHPにも努力値を厚めに振っているので、耐久力も兼ね揃えています。
■ふゆう
『じめん』タイプの技を受けない。また、技『どくびし』『まきびし』『ねばねばネット』や特性『ありじごく』の効果を受けない。
カットロトムの今回の調整、技構成
特性:ふゆう
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
持ち物:だっしゅつパック
技構成
・リーフストーム
・ボルトチェンジ
・ほうでん
・おにび
※みがわり、10まんボルト、あくのはどう、なども技候補。とつげきチョッキなども持ち物候補。また個体値については補足説明が書いてない限り、個体値最高として扱います。
努力値振り
H(196)/C(252)/S(60)
実数値(ステータス)
HP (H):150 | 特攻(C):172 |
攻撃(A):XX | 特防(D):127 |
防御(B):127 | 素早(S):114 |
調整意図(ポケモン育成論)
(C↑)HCS型
- H=Sに最低限振った後の余り全てをHに
- C=252最大まで振る
- S=最速バンギラス抜き。Sに少ししか振っていないウォッシュロトム対応用。
(※仮にウォッシュロトムの方が早くても、ウォッシュロトムからカットロトムへの打点が無いため問題なし。)
ウォッシュロトムとカバルドン、バンギラスなどに対して強く出れる様に、カットロトムを育成しました。
リーフストームは使用後に特攻が2段階下がってしまうのがデメリットですが、「だっしゅつパック」を持たせているので、リーフスームを使用後は控えに戻ることが可能。
しかもHPに努力値を厚く振っているので耐久力も高く、「おにび」を覚えさせているので、相手の物理ポケモンに対しても非常に強いです。
だっしゅつパックの良さ
だっしゅつパックは、自身の能力値が下がってしまった時に、自身と控えを強制交換できるアイテムです。リーフストームで能力値が下がってしまった場合でも、控えと交換することができます。
通常リーフストーム後は特攻が2段階下がってしまうため、相手を倒せても、次に出てきた相手に起点にされてしまうことも珍しくありません。
しかし、だっしゅつパックを採用することで、相手に起点にされることなく、次に繋げることが可能です。
ただ、威嚇や「がんせきふうじ」を受けても「だっしゅつパック」が発動してしまうので、ご注意を。
今回のカットロトムの立ち回り・役割
主に、ウォッシュロトム、バンギラス、カバルドン に対して選出します。
それ以外にも、「おにび」を採用しているため、物理ポケモンに対して強いこと、ボルトチェンジを採用しているので、有利対面を作りやすいことから、どんな場面でも非常に使いやすいカットロトムとなっています。
バンギラスは砂状態での耐久力が化け物なので一撃では倒しきれませんが、ウォッシュロトムやカバルドンは確定1発、バンギラスも確定2発で倒せます。
ウォッシュロトムは非常に多くのポケモンを相手にできる優秀なポケモンで、そのウォッシュロトムの倒し方がなかなかありません。
しかしカットロトムであればウォッシュロトムに対して完全に有利対面になります。(※H252ウォッシュロトムも確定1発で倒せます。)
個人的にはCSブッパだと、カットロトムは少し使いにくいので、今回は耐久にも努力値を振ることにしました。
また、分かり切っていることですが、受けポケモンとしては非常に優秀で多く選出されているトリトドン、ヌオーに対してもカットロトムは一方的に倒すことができることも良い点です。
リーフストームで一撃ですし、相手が交換することを読んで、「おにび」で後続に負荷をかけても良いです。
相手がこちらの「おにび」を読んで居座ってきても、ヌオーやトリトドンからカットロトムへは有効打が少ないので焦ることはありません。
与ダメージ計算
例(■ピカチュウ(C↑)C252)の(↑)は性格補正を、252は努力値を表している。
【リーフストーム】
■バンギラス(砂下):H252
(67.6%~81.1%)確定2発
■ウォッシュロトム:H252
(127.3%~150.3%)確定1発
■カバルドン :H252
(126.5%~150.6%)確定1発
■ドリュウズ:耐久無振り
(80%~94.5%)確定2発
■ミロカロス:H252
(86.1%~101.9%)乱数1発
【ボルトチェンジ】
■ギャラドス:耐久無振り
(136.4%~162.3%)確定1発
■ウォッシュロトム:H252
(34.3%~40.7%)確定3発
■ドヒドイデ:H252
(53.5%~64.9%)確定2発
■ミミッキュ:耐久無振り
(42.3%~50.7%)乱数2発
■アーマーガア:H252
(64.3%~76%)確定2発
■トゲキッス:H252
(53.1%~63.5%)確定2発
■リザードン:耐久無振り
(86.2%~101.9%)確定1発
被ダメージ計算
■ヒートロトム:C252
オーバーヒート(121.3%~144%)確定1発
■アーマーガア:無振り
ブレイブバード(38.6%~46%)確定3発
■ドリュウズ:(A↑)A252
じしん(56%~66%)確定2発
■ギャラドス:A252
とびはねる(44.6%~54%)乱数2発
■バンギラス:A252
かみくだく(44.6%~52.6%)乱数2発
■トゲキッス:C252
エアスラッシュ(38.6%~46%)確定3発
■リザードン:C252
だいもんじ(105.3%~125.3%)確定1発
■サザンドラ:C252
あくのはどう(42.6%~50.6%)乱数2発
■ゲンガー:C252
ヘドロウェーブ(101.3%~121.3%)確定1発
カットロトムを相手に使用された際の対策(弱点解説)
相手にカットロトムを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- ドラゴンタイプで相手をする
- 火力のある、ほのおタイプで相手をする
ドラゴンもしくは、ほのおタイプで相手をすることをオススメします。
カットロトムは、草、電気、がメイン技でサブとして悪やゴースト技を覚えます。それらに対してドラゴンタイプのポケモンは非常に強いです。
特にサザンドラがオススメで、ヒートロトム、カットロトム、ウォッシュロトム、どのロトムに対しても強く出ることができます。上記3種類のロトムに対して、どのタイプも半減で受けることができるので、サザンドラはロトム系統に対して、非常に強いです。
もちろんヒートロトムやリザードンなどの特攻の強い、ほのおタイプのポケモンなら「だいもんじ、オーバーヒート」などで一撃でカットロトムを倒すことができることもあります。
ダメージ計算の該当欄に を引いているので参考にしてみてください。
ヒートロトムはウォッシュロトムに弱く、
ウォッシュロトムはカットロトムに弱く、
カットロトムはヒートロトムに弱いので、
ロトムは数種類作っておいた方がパーティでロトム系統が重い時に対応できることが増えます。
カットロトムの考察・まとめ
育成論と、相手に使われた際の対策方法(弱点)をお話ししました。
今回はHPにも努力値を振った耐久型のカットロトムの紹介でした。
特に最速バンギラス抜き調整もしているので、確実にバンギラスよりも早く動くことができるのも嬉しいところです。「おにび」で機能停止させても良いし、「リーフストーム」で一気に勝負をかけても良いです。
ウォッシュロトム、カバルドン、バンギラスだけでなく、ヌオーやトリトドンなどの受けポケモン、そして物理アタッカーに対しても強く出ることができるので、非常に使いやすいカットロトムとなっています。
是非カットロトムを使ってみてください。
それでは、また
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