今回は、すなかき耐久型ドリュウズについて解説していきます。「すなかき」を採用した分、努力値を耐久にも回すことができ、耐久と素早さ、火力を両立できた型です。
ドリュウズは選出画面からは型が読まれにくいことがメリットであり、仮に読まれたとしても、どの型でも強いため非常に使いやすいです。
反面、ドリュウズは耐久力があまりないため打ち合いには弱いですが、今回の育成論は耐久にも努力値を回したため、「砂下では素早さ、火力、耐久」など全てが揃った非常に強い構築となっています。
記事後半では、一般的なドリュウズを逆に相手に使われた時の対策と弱点についても解説しています。
ドリュウズの今回の調整、技構成(ポケモン育成論)
特性:すなかき
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
持ち物:じゃくてんほけん
技構成
- アイアンヘッド
- じしん
- いわなだれ
- つのドリル
※つるぎのまい、みがわり、も技候補。とつげきチョッキなども持ち物候補。また個体値については補足説明が書いてない限り、個体値最高として扱います。
努力値
H(108)/A(252)/S(148)
実数値(ステータス)
HP (H):199 | 特攻(C):XX |
攻撃(A):205 | 特防(D):85 |
防御(B):80 | 素早(S):127 |
ドリュウズの基本情報(ポケモン育成論)
タイプ:じめん/はがね
種族値
HP (H):110 | 特攻(C):50 |
攻撃(A):135 | 特防(D):65 |
防御(B):60 | 素早(S):88 |
■すなかき
天気が『すなあらし』の時、『すばやさ』が2倍になる。また、『すなあらし』によるダメージを受けない。
■すなのちから
天気が『すなあらし』の時、自分の『じめん』『いわ』『はがね』タイプの技の威力が1.3倍になる。また、『すなあらし』によるダメージを受けない。
■かたやぶり(夢特性)
相手の特性の影響を受けずに攻撃できる。ただし、攻撃後に受ける効果は消えない。
調整意図(ポケモン育成論)
(A↑)HAS型にしました。
- H=奇数調整および「すなかき」によって過度に素早さ努力値を降らなくて良くなった分
- A=252最大振り
- S=砂下:こだわりスカーフ持ち最速102族抜き
※通常時C252トゲキッスの「だいもんじ」確定耐え
※S通常時 準速ガマゲロゲ抜き(準速74族)
特性を「すなかき」にしているので、当然多くのポケモンより早く動きたいと思っています。しかし「すなかき」状態で素早さ努力値を最大限まで振ることは正直過剰です。
そのため、素早さは最低限振り(それでもスカーフ持ち最速102族抜きなので超早い!)、耐久に努力値を回しました。
攻撃に関しては性格補正+努力値最大振りで火力重視に。ドリュウズは耐久力があまりないため、反撃を受けないために「なるべく」多くの相手に対して乱数〜確定1発で倒せる様にしました。
今回のドリュウズの立ち回り・役割
バンギラスやギガイアスなどの「すなおこし」起動要因と一緒に選出し、初手は彼らに「すなおこし」させ、起動要因が倒されてからドリュウズを無傷で出す様にします。
仮に砂ターンが終わっても自身で再度、砂を発動させることが可能なので、天候についてはターン切れはあまり気にしなくて良いでしょう。
特にバンギラスやギガイアスなどの砂の起動要因は、ステルスロックを覚えます。ステルスロックを播くことで、仮にドリュウズの「じゃくてんほけん」を発動することができなくても、火力の底上げに繋がります。
与ダメージ計算(持ち物を含めないで計算)
例(■ピカチュウ(C↑)C252)の(↑)は性格補正を、252は努力値を表している。
【アイアンヘッド】
■トゲキッス:H252
(84.3%~100%)乱数1発
■ミミッキュ:耐久無振り
(143%~170.7%)確定1発
■ゴリランダー:H252
(40.5%~48.3%)確定3発
■サザンドラ:耐久無振り
(50.2%~59.8%)確定2発
■マンムー:耐久無振り
(100.5%~120%)確定1発
【じしん】
■バンギラス:H252
(86.9%~102.4%)確定1発
■ドラパルト:耐久無振り
(74.2%~88.3%)乱数2発
■ドリュウズ:耐久無振り
(155.6%~184.8%)確定1発
■ナットレイ:(B↑)HB252
(35.3%~41.9%)乱数3発
■ギルガルド(シールド):H252
(87.4%~104.1%)乱数1発
■カバルドン :(B↑)H252
(32%~38.1%)乱数3発
■ドヒドイデ:(B↑)H252
(73.8%~87.8%)確定2発
【いわなだれ】
■リザードン:耐久無振り
(156.8%~185.6%)確定1発
■ヒートロトム:耐久無振り
(73.6%~88%)確定2発
■ギャラドス:耐久無振り
(69.4%~82.3%)確定2発
■ガラルヒヒダルマ:耐久無振り
(86.6%~102.2%)乱数1発
被ダメージ計算
■ギャラドス:A252
たきのぼり(100.5%~118.5%)確定1発
■ナットレイ:(A↑)A252
パワーウィップ(67.8%~80.4%)確定2発
■サザンドラ:(C↑)C252
かえんほうしゃ(78.3%~92.4%)確定2発
■リザードン:C252
かえんほうしゃ(97.4%~115.5%)乱数1発
■トゲキッス:C252
だいもんじ(84.4%~99.4%)確定2発
■ガマゲロゲ:C252
ねっとう(73.3%~87.4%)確定2発
■ドラパルト:C252
シャドーボール(40.7%~48.2%)確定3発
■カバルドン :攻撃無振り
じしん(93.4%~111.5%)乱数1発
■ゴリランダー:(A↑)A252
ドラムアタック(54.7%~65.3%)乱数2発
■トリトドン:(C↑)C252
ねっとう(76.3%~91.4%)確定2発
ドリュウズを相手に使用された際の対策(弱点解説)
相手にドリュウズを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- ナットレイを選出する(HBでもHAでも可)
ドリュウズは多くの型が存在するので、正直選出画面から判別することは難しいです。ドリュウズの型としては
- 砂エース
- かたやぶりスカーフ型
- きあいのタスキ型
- 「ステルスロック」や「がんせきふうじ」で起点作成
- とつげきチョッキを持たせた耐久型
などなどあります。非常に型が多い且つ、仮に読みが当たっても、分かったところで止められないことも多いのです。ドリュウズは本当に強い!笑
どのドリュウズに対しても安定して出すことのできるポケモンはナットレイやテッカグヤです。
ナットレイはタイプ的にも種族値的にもドリュウズに一方的に負けるということがありません。そしてナットレイからドリュウズへはパワーウィップで確定2発など打点があります。
ドリュウズ対策としてはナットレイを出すことをオススメします。
ドリュウズの考察・まとめ
育成論と、相手に使われた際の対策方法をお話ししてきました。
いかがでしょうか。ドリュウズは非常に型が多いので完璧に対策をすることは非常に難しいです。
HBナットレイであれば安定して対応することは可能ですが、ドリュウズには最終兵器「つのドリル」があります。
なのでナットレイでも絶対に勝てるというわけではないですが、非常に有利に対戦を進めることができます。
この様に安定して対応できるポケモンが非常に少ない、最強ポケモンの一角、ドリュウズ。
今回は「すなかき」型で素早さと攻撃、そして耐久にも振った型を紹介しました。皆さんも是非育成してみてください。
それではまた!
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