今回は、ビルドアップを採用した攻撃型のオーロンゲについて解説していきます。
オーロンゲは通常「ひかりのかべ」「リフレクター」で後続のためにサポート役として選出さレることが多いですが、今回は認識の裏をつく、攻撃型オーロンゲです。
ビルドアップ型の良い点は、選出画面から読まれにくいのが強みですね。「ビルドアップ」「ドレインパンチ」を採用して、耐久にも自信のある構成です。
記事後半では、一般的なオーロンゲを逆に相手に使われた時の、対策と弱点についても解説しています。
オーロンゲの基本情報(ポケモン育成論)
タイプ:あく/フェアリー
種族値
HP (H):95 | 特攻(C):95 |
攻撃(A):120 | 特防(D):75 |
防御(B):65 | 素早(S):60 |
■いたずらごころ
自分の使う変化技の優先度が1だけ加算される。優先度0の変化技も優先度+1として『すばやさ』に関係なく先制攻撃できる。ただし『あく』タイプの相手(味方は含まない)には変化技がすべて失敗する(第6世代は条件なし)。
■おみとおし
戦闘に出てきた時、すべての相手の持っている道具の名前が分かる。
■わるいてぐせ
直接攻撃を受けた時、相手の持っている道具を奪う。
オーロンゲの今回の調整、技構成(ポケモン育成論)
特性:いたずらごころ
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
持ち物:たべのこし
技構成
・ドレインパンチ
・ふいうち
・シャドークロー
・ビルドアップ
※みがわり、ちょうはつ、かみなりパンチなども技候補です。また個体値については補足説明が書いてない限り、個体値最高として扱います。
努力値
H(244)/A(44)/B(196)/D(4)/S(20)
実数値(ステータス)
HP (H):201 | 特攻(C):XX |
攻撃(A):160 | 特防(D):96 |
防御(B):110 | 素早(S):83 |
調整意図(ポケモン育成論)
(A↑)HB型にしました。
- H=奇数調整
- B=(A↑)A252ドリュウズのアイアンヘッド確定耐え
- S=S4振りバンギラス抜き
「シャドクロー」の箇所を、「かみなりパンチ」にするか非常に迷いました。今回のオーロンゲは攻撃型兼、物理受けとして使用するので、ギャラドスの相手をさせたかったからです。
しかし、同じく環境で見かける「ドラパルト」や「ミミッキュ」に対してこちらが「シャドークロー」を持っていなかった場合、相手を倒せないかつ、相手に積み技をされる可能性があることから「シャドークロー」を採用しました。
また「ビルドアップ」と「ドレインパンチ」を採用していることから、後述するダメージ計算よりも実質の耐久が高くなっています。
今回のオーロンゲの立ち回り・役割
今回のオーロンゲは起点作成要因ではありません。「ビルドアップ」「ドレインパンチ」を採用した攻撃型兼、物理受けです。
そのため、初手に出す場合は相手の初手を読んで物理ポケモンと対面させましょう。そして初手に出す場合は、控えに特殊受けのポケモンを用意しておくことをオススメします。
ドリュウズ相手は対面では不利ですが、サイクルを回して相手体力が消耗していた場合、もしくはこちらが「ビルドアップ」を積んだ状態で対面し場合、こちらが有利になります。アイアンヘッド確定耐えした後に、ドレインパンチでダメージを与えて回復もできるからです。
バンギラスと対面した場合は、1手目は「ビルドアップ」を積んでから2ターン目で「ドレインパンチ」を叩き込みましょう。
与ダメージ計算
例(■ピカチュウ(C↑)C252)の(↑)は性格補正を、252は努力値を表している。
【ドレインパンチ】
■ドリュウズ:耐久無振り
(61.6%~73.5%)確定2発
(A1積み:91.8%〜109.1%)乱数1発
■バンギラス:H252
(67.6%~81.1%)確定2発
(A1積み:100.4〜119.8)確定1発
■サザンドラ:耐久無振り
(50.2%~59.8%)確定2発
(A1積み:74.2%〜88.6%)確定2発
■カビゴン:H252
(40.4%~47.9%)確定3発
(A1積み:59.9%〜71.1%)確定2発
■ブラッキー:H252
(41.1%~49.4%)確定3発
(A1積み:61.1%〜72.9%)確定2発
■ガラルヒヒダルマ:耐久無振り
(67.7%〜80%)確定2発
(A1積み:100%〜118.8%)確定1
【ふいうち】
■ドラパルト:耐久無振り
(82.2%~96.9%)確定2発
■ミミッキュ:耐久無振り
(49.2%~58.4%)乱数2発
■ギャラドス:耐久無振り
(37.6%~44.7%)1発
■ドリュウズ:耐久無振り
(42.7%~50.8%)乱数2発
■ギルガルド(シールド):H252
(47.9%~57.4%)乱数2発
■サーナイト:耐久無振り
(52.4%〜61.5%)確定2発
【シャドークロー】
■ミミッキュ:耐久無振り
(66.1%~78.4%)確定2発
■ギルガルド(シールド):H252
(32.3%~38.3%)乱数3発
■ドラパルト:耐久無振り
(55.2%~65%)確定2発
■サーナイト:耐久無振り
(69.9%~82.5%)確定2発
被ダメージ計算
■ドリュウズ:(A↑)A252
アイアンヘッド(83.5%~99.5%)確定2発
(B1積み:42.7%〜50.7%)乱数2発
■ミミッキュ:(A↑)A252
じゃれつく(72.6%~86.5%)確定2発
(B1積み:48.7%〜57.7%)乱数2発
■サーナイト:C252
ムーンフォース(99.5%~117.4%)乱数1発
■ギャラドス:A252
たきのぼり(36.3%~43.2%)確定3発
■サザンドラ:C252
ラスターカノン(55.7%~66.6%)確定2発
■ギルガルド:(A↑)A252
ラスターカノン(92.5%~108.4%)乱数1発
■ガラルヒヒダルマ:(A↑)A252(ごりむちゅう)
つららおとし(68.6%~81%)確定2発
■ナットレイ:A252
ジャイロボール(111.4%~132.3%)確定1発
■パルシェン:A252
つららばり(97%~114.4%)乱数1発
オーロンゲを相手に使用された際の対策(弱点解説)
相手にオーロンゲを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- 「みがわり」を使用しターンを稼ぐ
- 「ちょうはつ」で相手の補助技を使用させない
相手にオーロンゲを使用された場合、上記のことで対応します。
通常、オーロンゲは特性「いたずらごころ」を活かして後続のために「リフレクター」「ひかりのかべ」を貼ります。
https://pokemottoo.com/itazuragokoro/
であれば、そもそも補助技を使用させないために「ちょうはつ」を使用することで対応可能です。「いたずらごころ」の使用上、1回は補助技を使用されてしまいますが、2回目からの補助技を阻止できます。
また、「みがわり」を使用して、「リフレクター」などの壁ターンを稼ぐことも有効です。オーロンゲは攻撃や素早さに努力値を振ることが基本的にはないので、オーロンゲの「攻撃技」より先にこちらが「みがわり」を使えることが多いです。(※今回紹介した攻撃型は通常は使用されることのない変態型です。)
「みがわり」で時間を稼いでいる間に、こちらは積み技などを使用して、時間をある程度稼げたらオーロンゲを倒してしまいましょう。
オーロンゲの考察・まとめ
オーロンゲの育成論と、相手に使われた際の対策方法をお話ししてきました。
オーロンゲは通常「リフレクター」などの壁を貼り、後続のために場を整えることが多いです。相手も選出画面にオーロンゲを見たら壁貼りを警戒しています。
だからこそ、その先入観を逆手に取った攻撃型オーロンゲを紹介しました。「ビルドアップ」「ドレインパンチ」の攻撃型なら、通常不利な相手にも撃ち合え、タイプ上の不利がない物理アタッカー相手ならこちらが有利に戦えます。
行動を読まれにくいことはポケモン対戦において、非常に大きなメリットになるので、一度「ビルドアップ」型、攻撃オーロンゲを是非使用してみてください。
それではまた!
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