今回は、相手の特殊アタッカーを仮想敵とした、「いばる×イカサマ×みがわり×ソウルクラッシュ」で混乱地獄に追い込むオーロンゲについて解説していきます。
特性「いたずらごころ」による先制の「いばる」で相手を混乱させます。
運ゲー要素も多少ありますが、特殊アタッカーを封殺するこのオーロンゲを是非使ってみてください。
先に具体的な「調整」だけ知りたい人は、目次のリンクから飛んでみてください。記事後半では、オーロンゲを逆に相手に使われた時の対策と弱点についても解説しています。
オーロンゲの基本情報
タイプ:あく/フェアリー
種族値
HP (H):95 | 特攻(C):95 |
攻撃(A):120 | 特防(D):75 |
防御(B):65 | 素早(S):60 |
程々のHPと、意外と高い攻撃で、それ以外は並みか並み以下の種族値をしています。
しかしオーロンゲの良さは種族値ではなく特性です。特性「いたずらごころ」によって補助技を先制で優先度+1されることで試合を有利に運んでいきます。
後続のために先制で「ひかりのかべ」「リフレクター」「でんじは」などをしてくるオーロンゲが多いです。
しかし今回は後続をサポートする補助技は採用しておらず、オーロンゲ自身で特殊アタッカーを封殺する技構成になっています。
■いたずらごころ
自分の使う変化技の優先度が1だけ加算される。優先度0の変化技も優先度+1として『すばやさ』に関係なく先制攻撃できる。ただし『あく』タイプの相手(味方は含まない)には変化技がすべて失敗する(第6世代は条件なし)。
■おみとおし
戦闘に出てきた時、すべての相手の持っている道具の名前が分かる。
■わるいてぐせ (夢特性)
直接攻撃を受けた時、相手の持っている道具を奪う。
オーロンゲの今回の調整、技構成
特性:いたずらごころ
性格:しんちょう(特防↑特攻↓)
持ち物:たべのこし
技構成
・ソウルクラッシュ
・イカサマ
・いばる
・みがわり
※個体値については補足説明が書いてない限り、個体値最高として扱います。
努力値振り
H(244)/D(252)/S(12)
実数値(ステータス)
HP (H):201 | 特攻(C):XX |
攻撃(A):140 | 特防(D):139 |
防御(B):85 | 素早(S):82 |
調整意図(ポケモン育成論)
(D↑)HD型
- HD=仮想敵が特殊アタッカーのため、HDに努力値ほぼ全て振る
- S=S無振りバンギラス抜き
仮想敵を特殊アタッカーとして、相手を封殺する技構成となっています。
「いたずらごころ」によって先制で「いばる」を相手に使用し、上から混乱を押し付けることができるのは非常に強力です。
混乱で自傷させた後に、「みがわり」を貼り、「イカサマ」で止めを刺すという構築になっています。
「いばる」は相手を混乱させつつ、攻撃力を上げますが、相手は特殊アタッカーなので攻撃力が上がってもこちらには関係ありません。
そして混乱による自傷ダメージは増すので特殊アタッカー相手に「いばる」は非常に使いやすいです。
「イカサマ」は相手の攻撃力で攻撃する技なので、「いばる」で相手の攻撃力が上がっているとイカサマのダメージも上がり、相性が良い技です。
「みがわり」は「いばる」によって相手の混乱の自傷確率があるので、貼れたらラッキーということで採用しています。
「ソウルクラッシュ」は今回の仮想敵が特殊アタッカーを想定しており、「ソウルクラッシュ」は追加効果で相手の特攻を1段階下げる技なので、とても相性が良いです。
タイプ一致の技ですしね。
全ての技がいい具合に噛み合ってて、非常に面白いオーロンゲになっています。
欲を言えば、特防種族値がもう少し高かったら文句なしでしたね(笑)
今回のオーロンゲの立ち回り・役割
今回のオーロンゲは「ひかりのかべ」「リフレクター」の壁貼り型ではないため、無理に初手に出すことはありません。
相手の特殊ポケモン相手に、死に出しでオーロンゲを出しても良いですし、初手に出して相手にこのオーロンゲは壁貼り型と思わせも良いです。
ただ、このオーロンゲを初手に出してミミッキュや、キリキザンなどのオーロンゲにタイプ上弱点を突く「物理アタッカー」と対面したら高確率でオーロンゲ側が負けることになります。
なので相手の初手を読むことがある程度必要になります。
相手の初手が特殊アタッカーと読むのであれば、オーロンゲを初手に出し、読みが嫌なら、死に出しで相手の特殊アタッカーに合わせましょう。
与ダメージ計算
【ソウルクラッシュ】
■ドラパルト:耐久無振り
(77.3%~92%)確定2発
■バンギラス:耐久無振り
(52.5%~62.8%)確定2発
■トゲキッス:耐久無振り
(32.5%~39.3%)乱数3発
■サザンドラ:耐久無振り
(131.7%~158%)確定1発
■ラプラス:H252
(25.3%~30.3%)確定4発
被ダメージ計算
■サザンドラ:C252
ラスターカノン(38.8%~45.7%)確定3発
■トゲキッス:C252
マジカルシャイン(56.7%~66.6%)確定2発
■ラプラス:(C↑)C252
あたかたのアリア(27.3%~32.8%)確定4発
■トリトドン:(C↑)C252
ねっとう(25.8%~31.3%)確定4発
■ウォッシュロトム:(C↑)C252
ハイドロポンプ(37.8%~45.2%)確定3発
■ミミッキュ:(A↑)A252
じゃれつく(92.5%~110.4%)乱数1発
■ドリュウズ:(A↑)A252
アイアンヘッド(108.4%~128.3%)確定1発
■オーロンゲ:無振り
ソウルクラッシュ(69.6%~83.5%)確定2発
■リザードン:C252
エアスラッシュ(25.3%~29.8%)確定4発
■ドラパルト:(A↑)A252
はがねのつばさ(58.7%〜69.6%)確定2発
相手にオーロンゲを使用された際の対策(弱点解説)
ダメージ計算の該当欄に を引いているので参考にしてみてください。
「通常の型」で、相手に使われた場合の対策、弱点解説です。
相手にオーロンゲを使われた時の対策としては、以下のことで対処可能です。
- 鋼やフェアリータイプの高火力ポケモンで弱点を突く。
- 「すりぬけ」で「ひかりのかべ」「リフレクター」の壁を無効にする。
- あくタイプで「いたずらごころ」を無効にする
通常のオーロンゲは「リフレクター」などの壁貼り型が主流です。もしくは、「後攻の尻尾」を「トリック」で相手に押し付ける型が多いです。
…僕が今回育成した様な、変態型のオーロンゲはあまり見かけません。笑
通常は上記の様なオーロンゲが多いので、それを対策するには、特性「すりぬけ」のポケモンで相手をするのが一番です。
または、「みがわり」を覚えているポケモンで壁ターンを枯らすこともオススメです。オーロンゲ側からの打点がなければ、「みがわり」を残しつつ、壁ターンを枯らし、オーロンゲを突破することも可能です。
あくタイプで「いたずらごころ」を無効にする
オーロンゲの特性「いたずらごころ」は補助技を優先度+1で使用できる様になる非常に強い特性です。しかし相手が、あくタイプであった場合は技を使用することが出来ずに失敗します。
優先度+1で使用出来ないだけでなく、「技自体が失敗」します。
そのため、あくタイプを合わせられるとオーロンゲは大幅に弱体化します。しかし、オーロンゲはフェアリータイプでありフェアリー技は、あくタイプに効果抜群です。
あくタイプ相手に打点自体はあるので、オーロンゲ側が絶望的な状況とまでは言いませんが、それでも補助技が使用できなくなるので、やはり「あくタイプ」を対面させることがオーロンゲを封じるには有効です。
https://pokemottoo.com/itazuragokoro/
今回のオーロンゲと同じパーティに入れると相性の良いポケモン
ミロカロスなど(物理受け)
今回のオーロンゲが相手の特殊アタッカーを相手にすることを想定しているので、パーティには物理受けのポケモンを入れると相性が良いです。
特にミロカロスはHP回復手段もあり、自身が「かえんだま」で状態異常になるため相手の催眠術や麻痺の効果を受けないので、長期戦に向いています。
カバルドン (ステルスロック)
「いばる」で特殊アタッカーの相手を混乱にしつつ、HDオーロンゲで受ける形になるので、交換が多いサイクル戦になることが想定されます。
なので、ステルスロックを撒くことができれば、より有利に試合を進めることが出来ます。
https://pokemottoo.com/hd-kabarudon/
オーロンゲの考察・まとめ
育成論と、相手に使われた際の対策方法(弱点)をお話ししました。
今回紹介したHDいばる型オーロンゲは、通常の壁貼りオーロンゲとはまた違った強さがあります。
通常の壁貼りオーロンゲは非常に強いのですが、強い分、相手に対策されていることが珍しくありません。選出画面にオーロンゲが見えた時点で、初手に出して「リフレクター」など壁を貼ってくるだろうと読まれることが多いです。
ポケモン対戦では相手に何をされるかを「読まれない」ことが非常に大切だと思っています。だからこそ、普段対戦では見かけない「いばる」型オーロンゲが活きてきます。
是非一度オーロンゲを育成してみてください ^ ^
それではまた。
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