今回は、対戦において必須の技、「ステルスロック」について解説していきます。
ステータスの調整をする必要性に関しては、以前にお話ししてきました。
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ステルスロックは、その調整した耐久を狂わすことができる技です。また乱数1発で倒せる相手に対して、確定1発で倒せる様になるなど、対戦において考慮必須の技となります。
ステルスロックとは
ステルスロック
使用後、相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンは最大HPの1/8のダメージを受ける。『タイプ』相性の影響を受け、例えば4倍弱点の場合は最大HPの1/2のダメージとなる。
主に鋼タイプや、岩タイプ、じめんタイプのポケモンが「ステルスロック」を覚えます。
一度「ステルスロック」を使用することで、使用後から相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンにダメージを与えます。
使用したときには直接相手にダメージを与えることはありませんが、ポケモンの交代の度にダメージを与えるので長期戦において「じわじわ」とダメージを与え続ける非常に優秀な技です。
ステルスロックのメリット
長期戦において相手にダメージを与える
相手のポケモンが交代し、出てきたポケモンにダメージを与えるので、長期戦になりがちな通信対戦において役に立ちます。
また、タイプの相性を受けるので、リザードンなどの岩タイプ4倍ダメージのポケモンにおいては致命的なダメージを与えることができます。
最も有名な戦法が、「ステルスロック」→「あくび」の戦術です。
「ステルスロック」を使用した状態で、「あくび」を使うと、相手はポケモン一体を眠らせるか、「あくび」回避のために後退し続け、ステルスロックのダメージを受け続けることになります。
シンプルかつ、非常に良い組み合わせです。対策をしてないと眠らされた後、一気に「りゅうのまい」などを積まれて負けに繋がります。この戦法を最も多くしてくるのが「カバルドン 」です。
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耐久の確定数をズラすことができる
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特定のポケモンの特定の攻撃を確定で耐える様に耐久を調整することもあると、以前お話ししました。
しかしステルスロックを使用し、バトル場に出したことでステルスロックのダメージを受け、HPが満タンであれば耐えることができた技に耐えることができなくなります。
つまり、相手が調整してきた耐久の確定数をズラすことができる様になります。
本来なら「乱数」1発だったものが、「確定」1発に。確定2発だったものが確定1発になったりします。
「がんじょう」「きあいのタスキ」を潰せる
ポケモンの優秀な特性「がんじょう」優秀な持ち物「きあいのタスキ」があります。
この二つは、HPが満タンの時に「ひんし」になる威力の技を受けてもHPが「1耐える」という効果です。
…つまりHPが満タンでないと効果が発動しません。ステルスロックは使用することによって、HPが減るので、「がんじょう」「きあいのタスキ」を潰すことができるのです。
「がんじょう」「きあいのタスキ」を潰せているということは、その後の対戦の組み立てがとても楽になります。
相手にステルスロックを使われた時の対応
選出画面で相手の手持ちにカバルドン がいた場合は、「ステルスロック」を最も警戒するべきです。
相手に「ステルスロック」を使われる可能性がある時の対策、対処としては以下の通りです。
- 特性「がんじょう」のポケモンを選出しない
- 持ち物「きあいのタスキ」を持たせたポケモンを選出しない
- リザードンなど、岩タイプが弱点のポケモンを選出しない
- 上記のポケモンを初手で「選出する」
「特性がんじょう」「持ち物きあいのタスキ」「岩弱点のリザードン」などを選出しないで試合が組み立てられそうであれば、選出しないようにしましょう。
しかし、これらのポケモンを選出したい。選出する方が相手に刺さっている場合もあると思います。
その場合は、上記のポケモンを「初手で」選出する様にしましょう。
ステルスロックは技の性質上、初手に選出するポケモンに覚えさせていることが多いです。つまり、初手で対面した場合は、最初に限ってはステルスロックに怯えることなく行動することができます。
ここ伝わっていますか?非常に大切なところです。まだ理解できていない場合は、この項目だけでも繰り返し読んでください。
ステルスロックの対策方法(弱点)
特性「マジックミラー」技「マジックコート」で相手に「ステルスロック」を跳ね返す
特性:マジックミラー
技『マジックコート』で跳ね返すことのできる技を跳ね返せる。
技:マジックコート
必ず先制でき、そのターンの間、自分が受ける変化技を使用した相手に跳ね返す。跳ね返す技の命中率は、『マジックコート』を使用したポケモンで計算される。(優先度:+4)
相手からのこちらに対する「ステルスロック」を無効にした上に、相手に跳ね返すことができます。
手持ちにエーフィーなどを入れているだけで、相手への牽制になります。相手が初手で「ステルスロック」を使用したくても、こちらの手持ちにエーフィーが控えている可能性を考えると迂闊に「ステルスロック」を使用することができません。
逆に跳ね返されてしまうので。
エーフィーなどを手持ちに入れておくことは「ステルスロック」に対して、強力な対抗策になります。
「こうそくスピン」でステルスロックを解除する
こうそくスピン
自分が受けている技『うずしお』『からではさむ』『しめつける』『すなじごく』『ほのおのうず』『マグマストーム』『まきつく』『やどりぎのタネ』および自分の場の『ステルスロック』『どくびし』『まきびし』『ねばねばネット』の効果を解除する。第8世代からは、攻撃後、100%の確率で自分の『すばやさ』ランクが1段階上がる。(第7世代までは威力20)
ノーマルタイプ:物理技:威力50
「こうそくスピン」をすることで既に使用されている「ステルスロック」を解除することが可能です。しかもSを1段回上昇させることができるので、その後の展開にも活きてきます。
「ちょうはつ」を使用し「ステルスロック」使用させない
ちょうはつ
3ターンの間、相手は攻撃技しか出せなくなる。(変化技を使えなくする)
「ちょうはつ」は補助技を使えなくします。
「ステルスロック」を使用してくる相手は素早さが遅いことが多い為、上からの「ちょうはつ」は非常に有効です。
特に「ステルスロック」は、地面タイプ、岩タイプ、鋼タイプが覚えることが多いので、タイプ上有利を取ることのできる、水タイプの「ちょうはつ」が非常に有効です。
「まきびし」との差別化
まきびし
使用後、相手はポケモンを交代する度にダメージを受ける。3回まで使うことができ、1回の時は相手の最大HPの1/8、2回の時は相手の最大HPの1/6、3回の時は相手の最大HPの1/4のダメージを与える。ひこうタイプ、特性『ふゆう』のポケモンはダメージを受けない。
「まきびし」も「ステルスロック」と同じ様に、相手が後退してポケモンを場に出す度にダメージを受けます。
しかし、ステルスロックと決定的に違うのが、「ひこうタイプ」「特性ふゆう」のポケモンには効果がないということです。
これでは「きあいのタスキ」などを潰すことができない可能性が出てしまいます。(ひこうタイプのポケモンに「きあいのタスキ」を持たせていた場合)
ステルスロックの方が優秀な技の為、「まきびし」ではなく「ステルスロック」の方を採用する様にしましょう。
まとめ
対戦において、「がんじょう」「きあいのタスキ」は考慮必須の要素です。それらを潰すことのできる「ステルスロック」は非常に強い対戦時に必須の技です。
また、一度使用したら対戦中は基本的にずっと有効なので、長期戦にありがちな通信対戦において使いたい技の一つです。
対戦相手もこの優秀な技を使用してくることが多いので、今回お話しした「ステルスロック」への対策方法も実践してみてください。
それではまた。
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